10月17日~24日開催「虎ノ門広告祭」、全セッション・ラインナップ公開。村上信五(SUPER EIGHT)、STUTSの登壇、「坂本龍一と広告」セッション等追加発表。一部セッションのオンライン配信決定

10月17日から虎ノ門ヒルズ TOKYO NODEにて開催される「虎ノ門広告祭」の8日間の全セッション・ラインナップが決定した。
「虎ノ門広告祭」とは、10月17日から24日の8日間、虎ノ門ヒルズの情報発信拠点 TOKYO NODEにて、「ビジネス、アート、テクノロジー、エンターテインメントを繋ぐクリエイティビティ」をテーマに開催される国内最大規模の広告クリエイティヴ・フェスティバル。原研哉、大貫卓也、井口皓太、森本千絵等広告界のレジェンドから、深井龍之介、藤原ヒロシ、山口周、藍にいな、平野紗季子等総勢約300名のクリエイターが参加し、会期中には100以上のイベントが開催される予定だ。
今回、音楽、エンタメ業界からの新たな5つの登壇に加え、他にも様々なテーマのセッションが追加。また、セッションの一部のオンライン配信も決定した。さらに、「虎ノ門広告祭」初日の10月17日には、FULL WEEK PASSで参加できるオープニング・パーティーも開催される。
■進む先はホラーか、幸福か。SUPER EIGHT 村上信五 登壇の「エンタメ×テック未来予想」

AIをはじめ、日進月歩で驚異的な進化を続けるテクノロジー。それはエンターテイメントの拡張のチャンスでもあり、同時に大きなリスクもはらんでいる。ワクワクと不安、希望と絶望が入り混じる今、いかに最新技術をクリエイティヴの「味方」にできるのか。本セッションでは、「AIシンゴ」等エンタメ×テックの先進的な試みに取り組む村上信五をゲストに迎え、ホラーな未来仮説をあえて立てながら、未来に繋がる前向きな議論を専門家とともに繰り広げていく。
なお、このセッションで語られる「AIシンゴ」の作品が、10月23日11時~22時限定で、虎ノ門ヒルズのステーションアトリウム(ステーションタワーB2F)で展示予定だ。
■あの話題曲が生まれる秘話 広告と音楽の幸福な関係 feat. STUTS

「虎ノ門広告祭」の告知をきっかけに、テレビ朝日「EIGHT-JAM」で共演したアーティスト STUTS、広告音楽プロデューサー 山田勝也(愛印)、そしてクリエイティヴ・ディレクター 菅野薫、保持壮太郎の4人。その縁から生まれた本セッションでは、番組では語りきれなかった「広告における音楽の力」を多角的に掘り下げる。
アーティストとして、プロデューサーとして、クリエイティヴの現場として――それぞれが見てきた「音楽と広告」の関係性を軸に、名作CM音楽の記憶や、制作の舞台裏、そしてこれからの広告音楽の可能性を語り合う。さらに本セッションでは、「虎ノ門広告祭」のためにSTUTSが制作した「広告祭アンセム」の誕生秘話も初公開。とある名作広告音楽群を題材に、今を生きるアーティストが新たな時代のアンセムとして再構築した、そのプロセスを辿る。
広告と音楽、2つの創造性が響き合う瞬間。その幸福な関係性を、ライヴのように体感するトーク・セッションだ。
■広告のこと話すのは意外と珍しい、友達関係。「TaiTan×岩崎裕介」対談

慶應大学で出会った2人。1人は、ACCグランプリをはじめ数々の広告賞を受賞し、サイボウズ キントーン「Nice」や日清食品「地元CMフェス」等、人々の記憶に残るCMを世に送り出すCMディレクター 岩崎裕介。もう1人は、ヒップホップ・グループ Dos Monosのラッパーとして活動し、ポッドキャスト「奇奇怪怪」やTBSラジオのイベント「盗-TOH-」を仕掛ける等、ジャンルを横断して言葉と企画を広げるTaiTan。ラッパーとCMディレクターという肩書きは違っても、友達としての親密さと、互いに歩んできた道のりがあるからこそ語れることがある。くだけた会話の中から、広告、音楽、メディアの未来を見通す手掛かりを探していく。
■蓮沼執太、若林恵とともに坂本龍一の広告音楽作品を振り返るセッション「坂本龍一の広告音楽」

1977年、若き坂本龍一が最初に取り組んだ仕事の1つがCM音楽だった。「丸井のメガネ」にはじまり、数多くの広告音楽を手掛け、やがては出演者としても登場する。2000年代以降は社会問題に目を向け、自身と広告との関わりを問い直していった。本セッションでは、特別ゲストに蓮沼執太、若林恵を迎え、CD化されていない音源を含む坂本の広告音楽作品を聴きながら、各時代における広告と文化、社会との関係を語っていく。
■児玉裕一、田中秀幸、田中裕介、林響太朗 4名のCMディレクターによる「音楽と映像」セッション

2007年、UNIQLO「UNIQLOCK」でカンヌ国際広告祭グランプリを受賞し、世界的な注目を集めた児玉裕一は、椎名林檎、宇多田ヒカル、Vaundy、Number_i等、数多くのアーティストのミュージック・ビデオやCM、ライヴ演出を手掛けてきた。
田中秀幸は、JUDY AND MARYや篠原ともえ等90年代東京カルチャーを象徴するアートワークを手掛け、電気グルーヴ、石野卓球、スーパーミルクチャン、きゃりーぱみゅぱみゅ等の映像で、音楽とデザインを行き来する独自のポップ・アート的美学を確立した。
田中裕介は、優れたデザイン・センスと遊び心を加味した独特な世界観を展開。サカナクション、Perfume、APOGEE、TOWA TEIほか、数多くのアーティストのミュージック・ビデオを演出、中でもサカナクションは、ミュージック・ビデオの映像演出を軸にアート・ディレクションや舞台演出と、幅広く手掛けている。ソフトバンク、ボッテガ・ヴェネタ、資生堂等の広告映像にもその構成美を持ち込こんで活躍している。
そして林響太朗は、独自の色彩感覚で光を切り取る映像を生み出す映像作家。米津玄師、星野源、BUMP OF CHICKEN、菅田将暉等のミュージック・ビデオから、グローバル・ブランドの広告、インスタレーションやパフォーミング・アーツまで幅広く活動。
ミュージック・ビデオ、ライヴ、広告――それぞれ異なるルールの中で、音楽と映像の関係はどのように変わり、どこで重なり合うのか。その最前線に立つ4人の演出家が、音楽を起点に生まれる映像表現の核心を語り合う。
■オープニング・パーティー開催決定。パソコン音楽クラブ、reina、lilbesh ramkoによるライヴも

「虎ノ門広告祭」初日の10月17日20時からFULL WEEK PASSで参加できるオープニング・パーティー「虎ノ門広告祭 – Opening Party -『toranomonsoon』」の開催が決定。「これからの音楽と広告」をテーマに、広告業界で活躍する20代の精鋭が企画した。注目の3組によるライヴを通じ、新しい季節の息吹を発信する。
今年2025年から始まる日本最大規模の広告クリエイティヴ・フェスティバルだからこそ、広告表現の拡張に相応しい才能が迎えられた。会場は虎ノ門ヒルズ TOKYO NODEのルーフトップ。虎ノ門ヒルズが掲げる「領域を超えた新しい創造」とも響き合う、特別なパーティーを都心の夜風とともに体感してほしい。
また、「虎ノ門広告祭」の一部セッションの配信が決定。1セッションごとに購入できる「配信PASS」の販売がチケット・サイトにて開始されている。イベント初日のSKY-HI×菅野薫のオープニング・キーノートや、村上信五の「エンタメ×テック未来予想」、広告の仕事 山口周×杉山恒太郎等、豪華セッションをオンラインからも視聴できる。
さらに、10月18日から毎朝10時から11時に開催される「ヤングクリエイターショーケース」は、無料オンライン配信が決定。菅野薫に加えて、友田オレ、谷口彩菜、篠原光を新たなMCに迎え、広告の未来を担う若い才能たちを発掘、紹介する。
各セッション等の詳細は、特設サイトをチェックしてほしい。
▼イベント情報
「虎ノ門広告祭」
10月17日(金)~24日(金)虎ノ門ヒルズ TOKYO NODE
「村上信五の「エンタメ×テック未来予想」~進む先はホラーか、幸福か~」
10月23日(木)19:30~20:30
会場:TOKYO NODE HALL STAGE(虎ノ門ヒルズ ステーションタワー46F)
登壇者:村上信五 / 尾上永晃 / 水野祐 / 九鬼慧太 / 末冨亮 / 諸橋秀明 / 岡村尚美
「広告と音楽の幸福な関係 feat. STUTS」
10月20日(月)10:00~12:00
会場:TOKYO NODE GALLERY STAGE(虎ノ門ヒルズ ステーションタワー45F)
登壇者:STUTS / 山田勝也 / 菅野薫 / 保持壮太郎
「友達 TaiTan×岩崎裕介」
10月21日(火)12:15~13:15
会場:TOKYO NODE GALLERY STAGE(虎ノ門ヒルズ ステーションタワー45F)
登壇者:TaiTan / 岩崎裕介
「【公開リスニング】坂本龍一の広告音楽」
10月18日(土)16:00~17:30
会場:TOKYO NODE GALLERY STAGE(虎ノ門ヒルズ ステーションタワー45F)
登壇者:蓮沼執太 / 若林恵 / 保持壮太郎
「文化/創作/広告」
10月24日(金)12:15~14:15
会場:TOKYO NODE GALLERY STAGE(虎ノ門ヒルズ ステーションタワー45F)
登壇者:児玉裕一 / 田中秀幸 / 田中裕介 / 林響太朗 / 菅野薫
「虎ノ門広告祭 – Opening Party -『toranomonsoon』」
10月17日(金)20:00 START
会場:TOKYO NODE SKY GARDEN & POOL ※雨天時は会場変更になる可能性があります
入場:FULL WEEK PASSをお持ちの方限定(別途費用はなく入場可)。
カテゴリ : タワーレコード オンライン ニュース
掲載: 2025年10月10日 21:55







